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2021.09.14
健康 病気 人間ドック・健診

汗がとまらない、動悸がする、疲れやすい、・・・気になるその症状、甲状腺の異常?



「汗がとまらない」「動悸がする」「疲れやすい」「だるい」「便秘しやすい」「気力が出ない」「寒がりである」といった症状があったら、循環器の病気や消化器の病気、更年期障害やうつ病などを思い浮かべるかも知れません。もしくは「年だからしょうがない」で済ませている人も多いのではないでしょうか。でももしかしたら、それは甲状腺に異常があるサインかも知れません。今回は「甲状腺ホルモン」についてお伝えします。

甲状腺とは

甲状腺は、喉仏(甲状軟骨)の下にあり、そこからホルモンが分泌されています。甲状腺ホルモンは全身のエネルギー代謝や各臓器の働きを活性化させるとても大切な役割があります。甲状腺に異常が生じると、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になったり、低下したりすることで、全身に辛い症状が現れ、原因不明の体調不良や疲れが溜まった状態が続きます。

甲状腺ホルモンの乱れによって引き起こされる病気と症状

甲状腺の病気は男性より女性に圧倒的に多いといわれています。聞いたことがある方も多いと思いますが、「バセドウ病」や「橋本病」は、甲状腺のホルモンの働きが変化して起こる代表的な病気です。

甲状腺ホルモンが多すぎる場合の病気

甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、新陳代謝が過剰になる病気を甲状腺機能亢進(こうしん)症といいます。代表的な病気として「バセドウ病」があります。

甲状腺ホルモンが多い時に出やすい症状は以下です。自身に思い当たるか確認してみましょう。

  •  暑がりで、汗をよくかく
  •  動悸がする
  •  手がふるえる
  •  体重が減少した
  •  疲れやすい
  •  神経質になった
  •  下痢になりがち

甲状腺ホルモンが少ない場合の病気

甲状腺ホルモンの分泌量が減り、新陳代謝が低下する病気を甲状腺機能低下症といいます。代表的な病気として「橋本病」があります。

甲状腺ホルモンが少ない時にでやすい症状は以下です。自身に思い当たるか確認してみましょう。

  •  身体が冷え、寒がりである
  •  皮膚がかさかさしている
  •  むくみがある
  •  体重が増加する
  •  便秘になりがち
  •  物忘れが多くなった
  •  気力がない

甲状腺ホルモン値は、血液検査で簡単に検査が可能!

暑がりで汗をかきやすい、動悸がする、イライラして落ち着かない、疲れやすい、むくみやすいなど、多くの方が日常で感じていることでしょう。そのため、「更年期だから仕方がない」とか「加齢によるものだ」など自己判断している方が、実は甲状腺の病気だったというケースも見受けられます。少しでも思い当たれば、一度、検査を受けてみてはどうでしょうか。

甲状腺検査は血液検査・超音波検査を行うのが一般的です。血液検査によって、甲状腺の機能(正常・亢進・低下)を示すホルモンの数値を調べます。また、超音波では甲状腺の大きさや形、内部の腫瘍の有無を観察します。
当クリニックのオリジナル人間ドックは血液検査項目に、甲状腺検査が標準セットされています。また、健康診断のオプションで追加することも可能です。

オプション項目 税込価格 検査の説明
甲状腺超音波 7,700円 ●バセドウ病、橋本病など

超音波を首に当て、甲状腺の大きさや内部の状態を見て炎症や腫瘍の有無などを調べます。

甲状腺ホルモン
(血液検査)
6,600円 ●バセドウ病、橋本病など

甲状腺のホルモン値を測定し、甲状腺機能を調べます。甲状腺異常は、うつ、むくみ、月経異常などにもつながります。特に女性の場合は、自覚症状がなくても5年に1度の検査をおすすめします。

当クリニックでは、受診後の二次検査やアフターフォローも一貫して承ります。さらに詳しい検査や治療が必要な場合は、専門医療機関や提携先の医療機関をご紹介いたします。検査について質問などあればどうぞお気軽にご相談ください。

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オプション一覧はこちら>>

 

監修者プロフィール

山門 實 医師
医療法人社団ミッドタウンクリニック 元顧問
日本橋室町三井タワー ミッドタウンクリニック 元常任顧問
三井記念病院総合健診センター 特任顧問

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