禁煙治療
「喫煙」は嗜好でも習慣でもありません。
ニコチン依存症という病気です。
一緒に、禁煙治療を行いませんか?
喫煙は、単なる生活習慣ではなく、「ニコチン依存症」という病気のひとつです。喫煙者の7割は「ニコチン依存症」とされ、治療が必要とされています。ただし「禁煙しよう」と思ってもなかなか成功するのは難しいものです。喫煙に対する心理的依存は想像以上に強いものであり、イライラなどの離脱症状を起こすニコチンの身体依存もあるからです。当クリニックの禁煙治療では、医師が身体・精神的に支え専用の薬剤を処方するなど、患者様が禁煙できるように積極的にサポートします。禁煙に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
禁煙治療について
当クリニックでは、12週間を1クールとして行うスタンダード・プログラムを実施しています。健康保険などを利用した場合、初診料+再診料、お薬代などあわせて1クール 20,000円(※)程度の費用負担になります。
(※禁煙のみを目的に、自己負担を3割負担として仮定。他の疾患の治療と同時に行った場合など費用負担が変わる場合があります。)
【禁煙治療スケジュール】
初回診療の時に、診察・禁煙治療について説明・一酸化炭素濃度検査(※)・外用薬:貼付剤の処方を行います。
※一酸化炭素濃度検査とは?
一酸化炭素はタバコの煙に含まれる代表的な有害物質です。 機械に向かって20秒ほど息を吐くだけでその有害物質濃度の測定ができます。
禁煙により、息に含まれる一酸化炭素濃度が減少していきますので、毎回の測定結果を比較することで禁煙の効果を実感できます。
あとは、スケジュールに従って通院してください。毎回一酸化炭素濃度検査・外用薬:貼付剤の処方を行います。
約12週間でプログラム終了です。再び喫煙しないように生活習慣の見直しなども行っていきましょう。
- 保険治療を受けるには?
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ニコチン依存症は病気であるということが認識されるようになり、一定の条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。以下の項目に当てはまる方は、禁煙治療で健康保険などが適応になります。早速、チェックしてみましょう。※当てはまらない方でも、自費で治療ができますのでご相談下さい。
①一ヶ月以内に禁煙したいと思っている
②医師から受けた禁煙治療の説明に同意
③1日の喫煙本数本 × 喫煙年数年
=この数値が200以上
※2016年4月より35歳未満にはこの要件がなくなりました。④ニコチン依存症を診断するテストで5点以上 (下の表でYESの項目が5つ以上ある方)
【ニコチン依存症診断テスト】
YES NO Q1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか? Q2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 Q3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなく なることがありましたか。 Q4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、 胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加Q5 Q4 でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 Q6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 Q7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 Q8 タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことが ありましたか。 Q9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 Q10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 結果 0 0
前回の治療の初回診療日から1年経過していている場合、再挑戦できます。
過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。なお、最終的なニコチン依存症の診断は医師が行います。過去に禁煙治療を行った人で、再喫煙をしてしまっても、もう一度挑戦できますので、この機会にチャレンジしませんか?
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